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お店での熱帯魚・海水魚の選び方(2)

大型水槽メンテナンススタッフのブログ

こんにちは!アクアクリエイトj ブログ担当のチカです。

前回は、熱帯魚等の売られているショップで、まず買いたい種類がいる水槽の様子をよく観察しましょうとお話ししました。
今回は、水槽の様子が問題ないと判断した後に、個体をどのように選ぶか?についてお伝えします。

小さな熱帯魚も、よ~く見ると違いがわかる

水槽内でひっきりなしに泳いでいる熱帯魚も、よく目を凝らすと見た目に違いがあることがわかります。
面倒くさがらずに、時間をかけて下記ポイントを見ていきましょう。

体表などに異常はないか?
ヒレがボロボロになっている、体表にかすれ傷がある、うろこがはがれている、目が白く濁っている。
そんな熱帯魚は、避けましょう。

また鼻腔の内部や肛門が赤くなっている場合、伝染力の強い病気にかかりつつあると考えてよいです。
そのまま自宅の水槽に入れてしまえば、別の健康な魚にも感染し、せっかく揃えた熱帯魚が全滅、ということもあり得ます。

そして、見た目だけでなく呼吸が荒くないか?も確認するとよいでしょう。
同じ水槽にいる他の個体と比べて明らかにエラの動きがせわしない場合、その個体自身の不調と思われます。

上記のような個体は、選ばないほうが安心です。

奇形でないか?
観賞用として養殖が盛んにおこなわれている熱帯魚の種類があります。
例えば、シクリッド系やメダカ、グーラミィなどです。

これらの仲間は、先天的に奇形が見られることがあります。
背骨が曲がっていたり、エラ蓋やヒレ、口先、うろこ等で一部欠損している部分がある場合etc・・。

奇形がある場合、短命に終わることが多いです。
一方向から見て判断せず、きちんと前後左右から観察して選ぶようにしましょう。

入荷してからの日数を確認する
熱帯魚は基本的に海外に住んでいますので、ショップに到着するまでの道のりが長いです。
(一般的な流れは、海外の輸出元~日本の輸入元~卸問屋~ショップ。到着までに2箇所も経由)
移動の間、餌を口にすることもなく、消耗にひたすら耐えるのみの日々。

そのため、入荷直後の熱帯魚たちは病気にかかりやすく、先に水槽にいる健康な個体からいじめられることもあります。

ショップの店員さんには、必ず「いつ入荷しましたか?」と確認し、少なくとも3~4日。できれば一週間以上経っている熱帯魚を購入しましょう。

状態のよい熱帯魚を選んで、元気に過ごしてもらおう

2回にわたって、熱帯魚・海水魚の選び方をお伝えしました。いかがだったでしょうか?
ポイントを押さえて、元気な熱帯魚を選んでくださいね。

ちなみに自宅に持ち帰った後、立ち上げた水槽に熱帯魚を入れる際のやり方も重要になってきます。
その方法についても、別の機会にお伝えできたらと思っています。

以上、水槽設置とメンテナンスで空間に潤いをお届けする、アクアクリエイトj チカでした!

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