お店での熱帯魚・海水魚の選び方(1)
大型水槽メンテナンススタッフのブログ
こんにちは!アクアクリエイトj ブログ担当のチカです。
アクアリウムを始めるときの道具等について一通りお伝えしてきましたので、
これから2回にわたって、お魚の選び方の基本をお伝えしたいと思います。
今回は、水槽全体の見方についてです。
水槽全体の様子から、買う魚を絞り込む(もしくは買うのを延期する)
飼いたい熱帯魚や海水魚を決めて、水槽の立ち上げ(お魚をいつ入れても大丈夫な状態にすること。詳しくは別の機会に・・・)も無事完了。
いよいよお魚をお店へ買いに行くぞ!と意気込むと、どうしてもほしい種類の魚がいる水槽から何とか選ぼうとしてしまいます。
しかし、焦らないでください。
まず水槽全体を下記の観点から見てみましょう。
その後に次回お伝えするステップに進んでもらったほうが、より元気なお魚を迎えることができると考えます。
何匹も魚が死んでいる水槽ではないか?
ひとつの水槽の中にお魚の死体がいくつもある場合、生きているお魚にもなんらかの病気がうつっていることがあります。
その水槽からお魚を購入するのは、見合わせるのが安全です。
元気のない魚が多くないか?
元気なお魚の証明は、同種で元気よく群泳している姿です。
底面や水面付近でボーッとしていたり、群れから離れてじっとしているお魚は、何らかの問題を持っていると考えてよいでしょう。
そういったお魚が多いならば、やはり水槽全体にも問題があると判断します。
特定の魚が他の魚を攻撃していないか?
とにかく他の魚を威嚇したり攻撃したりしている魚がいる場合、その水槽の中は魚たちにとって心地よい環境でしょうか?
繁殖期で気が立って、他の魚に敏感になるのはある程度仕方がないことですが、
水槽の中全体が常にピリピリした状態に見えるならば、その水槽自体がストレスのある環境になってしまっている。と考えてもよいかと思います。
パッと見ただけではわかりづらいことなので、お店にお魚を選びに来たら、しばらくの間水槽を観察してみましょう。
落ち着いて、水槽の全体を見てみよう
ほしい種類のお魚が売られているのを見ると、つい嬉しくなってその個体だけに注目してしまい、水槽全体が目に入らなくなります。それで私自身も失敗したことがあります(^^;)
まずは水槽全体を見て、魚が生き生きとしているか?喧嘩ばかりしていないか?水槽の中の雰囲気を感じ取りましょう。
それでもし、「今日は買うのをやめておいたほうがよさそう」と判断したら、お店の人に欲しいお魚の入荷日を聞く。
または、別のお店も見てみる。
そもそも買う魚の種類を変更するなどして、柔軟にのんびりと選ぶのがよいと思います。
その分、頑張ってセットした水槽で、お魚に長く元気でいてもらうことにつながると私は考えています。
ということで次回は、次のステップとして「個体自体をよく観察する」ポイントをお伝えしたいと思います。
以上、水槽設置とメンテナンスで空間に潤いをお届けする、アクアクリエイトj チカでした!
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